日時場所 | 画像とコメント | ||||||||||||||
4/28 成田から ハノイ ラオス全図 |
私は休暇取得比較的自由なので、連休の高価なチケットを避けて1日早くハノイに向けて10:30am成田出発。出国ロビーに混雑は無い。予定より1時間以上遅れてハノイ・ノイバイ空港着陸。タクシーで市内に予約したホテルに向かうが、一方通行のためホテルには途中から歩いて行くことに。ベトナム通貨はドンだが、タクシー支払いは米ドルが普通らしい。市内観光予定していたのに、雨のため外出殆ど不可能。日本に携帯電話すると、藤平氏は急な発熱のため、遠征難しくなったとのことだが最終判断はお任せした。 | ||||||||||||||
4/29 ハノイからビエンチャン Houay Nhangの森 Aポイント |
朝のフライトでビエンチャンに到着。ざわついて混沌としたハノイに比べ、はるかに落ち着いた感じでほっとする。出迎えのMr.
Khambounの車で前回と同じホテルにチェックイン。その後、市内でトラップ用の昼食後、まず、本日の夜間採集予定場所を確認しようということでの森に。ホテルから車で10分ほどの場所だが、道路の右側は確かに自然林。ゲートを入って奥に管理事務所がある。責任者とMr.Khambounが話を始めるが、大学または政府機関からの正式依頼書が無いと、ここでの採集は許可されないということ。その後、交渉してくれた結果、何とか夜間採集の許可がおりた、ただし、明日が選挙のため、今夜は、警備が厳しく、夜遅くまでの採集は遠慮してくれということから、9:30まで実施の許可を何とかもらった。 事務所の周辺は昆虫、特に蝶の数が非常に多い。足元に金緑色の胴体を持つスカシバが飛んでいるが、さすがに、網を振り回すわけにゆかず採集はあきらめ。 夜間採集は自然林の手前の空き地で行ったが、蛾はそこそこ飛来。シャチホコの飛来が始まったころ残念ながら約束の時間が来て消灯。 |
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4/30 Phao Chao 見晴らし台 Bポイント |
10:30にMr.Khambounと空港で藤平・田中両氏を出迎え。やはり藤平氏は遠征断念したこと知る。そのままR13を北上し本日の目的地に向かう。蝶の採集地として有名なVang Viengの当たりから、石灰岩の山が周囲に広がる。さらに2時間ほど北上すると、標高1700m程度の周囲から突出した山が迫る。この前の小さな集落のロッジが本日の宿。宿の見晴らしは最高だが、白布は手前の道路わきにセットすることにした。天然温泉の池があるので、風呂代わりに泳ぐ。その間、田中氏はバナナトラップ、糖蜜のセット。夕方まで晴れていたので、雨除けをセットしなかったのが間違いで夕暮れ後直ぐに激しい雷雨、ダウンバーストの風も強く、白布が吹き飛ばされるのを防ぐのがやっと。さすがに7:30頃にこの場所の採集をあきらめ、ロッジの軒下に移動。雨は降り続いていたが、幸いここでも十分に蛾が飛来。2時ごろまで採集して部屋に入ったが、消灯しないでおいた水銀灯には明け方、ヤママユ類や大型スズメガが続けて飛来していた。 | ||||||||||||||
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5/1 Phou Khoun 東方 Cポイント |
10km程移動してもう1つの見晴らし台の食堂で朝食。周りに林は無いが、見晴らしは最高。海外からの採集者がナイターを良く行う場所らしい。蛍光灯の周りで昨夜の残り物のシャチホコ、スズメガを拾う。ここを今夜の候補地の1つとしてR13/R7の分岐にあるPhou
Khounへ移動し、ゲストハウスの1つにチェックイン。ここから15km R7を移動したところが、Mr.Khambounのお勧めの場所。その前後の場所は道路脇は焼畑耕作地だが、この周辺だけは手付かずの自然林が残っている。北側には水の流れる谷もあり迷わずに今夜の場所に選定。クリのような花も多数咲いているが、これには昼蛾や蝶は飛来しない。田中氏は西に10分程の集落の花に多数飛来するキシタアゲハの写真撮影に成功。 夕方は晴れていたが、昨夜の雷雨にこりて、日本から持参したブルーシートで雨除けを設置。 点灯すると予想通り、直ぐに多数の蛾が飛来を始める。前夜の場所も良かったが、ここはさらに素晴らしい。種類数が多いのが特に印象的。途中から昨夜より多少弱い程度の雷雨になったが、蛾の飛来には影響無し。約束の2時まで採集を続けた。 |
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5/2 Phou Khoun 東方 Cポイント |
昨夜と同じ場所でナイターすることに決め、午前中は集落近くの山に登って吹き上げ採集。標高は1700m程度か、頂上は草地で見晴らしは最高。タテハ類、ルリシジミ類が頂上に集まっている。マダラガも飛来したようだが、採集できず。蛾は昼飛性のドクガを2種ほど採集しただけ。昼食後、前日の場所に車で移動してみると、柱を除いて、何と白布、雨よけシートなど全て無くなっている。横の小屋の現地人にKhambounが状況聞くと、「あなたがたが、使い終わって残しておいてくれた」と思って、付近の住人が持ち去ったということ。考えてみれば当然のこと。仕方なく、Phou Khounへブルーシート購入のため戻る。白布はKhambounのもの使わせてもらう。夜の蛾の飛来は昨夜と同じ、全く飽きることなく採集と撮影を続けた。 | ||||||||||||||
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5/3ビエンチャン Houay Nhangの森 Aポイント |
朝食後、直ぐにビエンチャンに向けて戻り始める。やはりVang Viengまでは道路が悪く、スピードは出ない。午後3時頃に最初のホテルにチェックイン、直ぐに森に行けば蝶が採集できたのだが、4時までは森の管理人がうるさいということで、Khambounは一旦家に戻り、4:30にホテルを出発。それでも田中氏は管理事務所の周辺で大型のムラサキシジミ等の蝶を採集。この森の標高は150m程度なのでこれまで2晩の顔ぶれとはやはりかなり異なる。雨よけ作らずにナイターやっていたが、10時ごろより雨降り出したので事務所に道具を移動。Mr.Khambounも早めに車で迎えに来てくれたので今回最後の夜も終了とした。 | ||||||||||||||
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5/4ビエンチャンから ホーチミン市 |
私は、帰りのフライトがホーチミン経由で田中氏と違うため、9時にタクシーで空港に。三角紙標本のタッパーを入れたスーツケースをカウンターで成田受け取りでチェックインしたが、いつもの様に全く中身をチェックする様子は無し。商売っ気旺盛なベトナムの空港と異なり、売店が殆ど1つしかなく、土産もコーヒー、お茶程度しか無し。日本人の姿も見られない。ホーチミンに無事到着し、ホテルにチェックインすると、あたりはこれまでの静かなラオスと異なり、喧騒と混沌の世界。 | ||||||||||||||
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5/5成田帰国 | 早朝の6:05発のベトナム航空VN592便で成田へ帰国 |