Species name Diarsia deparca (Butler, 1879) コウスチャヤガ,Cat.3520
Taxonomy  
Geographical
Range
Northern India, Nepal, Tibet, SE Russia, China, Korea, Japan (Hokkaido, Honshu, Shikoku, Kyushu, Tsushima)
本種はユーラシア系ではなく, スリランカのD. ochracea (Walker), ジャワのD. pygmaea Boursinなど, 東南アジアに局地性の近縁種を有する. 中国、ロシア南東部、朝鮮半島、チベット、ネパール、インド北部、日本(北海道、本州、四国、九州、対馬)
Distribution map
Biology 老熟幼虫は地表にひそみ, 夜間葉上に上って摂食する. 多食性, 越冬態は幼虫である.
Flying season 多化性と思われ, 温暖地では3-4月から, 東京付近では5月から出現し秋は9-11月ごろまで見られる. 東京では秋, 繁華街の灯火に大量に飛来した例も知られ, 成虫には多少の移動性があるように思われるが, 明確でない.
Remark ♂の触角は両櫛歯状, 日本産のDiarsiaでは他に例がない. 前翅の色彩には相当な変異があり、特に♂で著しく, ♀ではおおむね平坦で赤褐色ないし紫褐色, 腎状紋は灰白色に染められ, その下半部に暗色点を含む. 属Diarsiaは, 北半球温帯によく分化し. 一部は東南アジアの高地部に孤立的に残存し, ニューギニア, オーストラリアに達している. いわゆる旧北区には約50種を含み, 分化の中心は中国西南部にあって, 中国全体では39種が既知 (Boursin, 1954). 台湾の山地には約14種(未記載種を含む), 日本には9種を産する. ヨーロッパ産の種では幼生期も調べられており, 幼虫は低草本類を食べ, 幼虫態で越冬する.
Japan
Japan
Japan
Japan
Japan
Male genitalia 
 Male genitalia 
 Female genitalia 
 Female genitalia 
References Kishida Y (E.d.), 2011, The Standard of Mothss in Japan 2: 394 Gakken Education Publishing , Tokyo