Species name Anapamea cuneatoides Poole, 1989 カバマダラヨトウ,Cat.3763
Taxonomy  
Geographical
Range
China, Korea, Japan (Honshu, Shikoku, Kyushu)
中国、朝鮮半島、日本(
本州, 四国, 九州
Distribution map
Biology
Flying season 1, 8月に出現する.
Remark

♂の触角は微毛状. 前翅は暗い緑褐色, 腎状紋は大きく黄白色, 黒色環を有するが, 下端では開いている. 基本型のほかに後縁部および亜外縁部に赤褐色斑を表す型も稀でない. ♀の産卵管は強壮で, 先端部は前方に屈する. 本種および次の2種は, Sugi (1963)によって Apamea の一部として扱われたが, ♂♀交尾器の形態から別属として分離することが妥当であり, 次の新属を設定する.

Anapamea Sugi, gen. n. 模式種: Mamestra cuneata Leech,1889.

♂の触角は微毛状. 顔面は平滑, 腹部背面には冠毛を有する(minor を除く). 翅脈はApamea と同様. ♂交尾器: uncus は先端近くてやや幅広くなり, 先端は鈍くとがる. Peniculus lobe は充分発達し側方に張り出す. Cucullus はよく分離し, ほぼ卵形, 外縁に単列の corona を有し, 内面も強くspineで覆われる. Ampullaはやや平板状, 先端指頭状に突出するが, valva の腹縁を超えない. Sacculus の背縁は小さく隆起し小突起状となる. Aedeagus先端部には微小な歯を列生する. Vesica上には1個のspine1群の刺毛群を有する. ♀交尾器の産卵管は強く骨化し, 刺毛を密生し, 先端は腹方に屈する. 8節の尾縁には剛毛を生じ, もしくは尾方に向かう1対の腕状突起を生ずる (apameoides). Apophysis anterioris は短く強壮, 円板状の筋肉付着部を有する. Bursa copulatrix にはsignumを有しない.以上の♀の構造は, 産卵習性が特異であることを示唆し, この群は borer であるかもしれない.

Japan
Japan
Japan
Male genitalia 
Male genitalia  
 Male genitalia
 Female genitalia
References 

Kishida Y et al., 2011, The Standard of Moths in Japan II: 341