Species name
Acronicta (Triaena) intermedia (Warren, 1909) リンゴケンモン, Cat. 3433
Taxonomy   
Geographical range 東アジア温帯の特産. 沿海州, サハリン, 朝鮮, 日本に分布. 中国中部からも記録があるが, 中国にはさらに別の近縁種も分布している. 台湾の標本 formosana (Matsumura) は形態的に本種と差異はなく, 同種として扱ってよいと考えられる. 北海道以外の地域ではこの群中もっとも普遍的に分布し, 1000m以下の山地にも産するが, 都市近郊などで庭園に発生したりするのは本種である.
Distribution map 
Biology 幼虫はサクラ, ヤナギ, ハルニレなど, 多種の落葉広葉樹につき, 古くからよく知られている.
Flying season 本州以西では年2, 5-6月および8-10月ごろに出現. 北海道では6-8月に得られている.蛹で越冬する.
Remark

本州産の標本では開張 41-50mm, 特に♀に大型の個体がある. 前翅は充分長く, 翅表が灰黄色をおび, 暗色鱗を密布しない型は本種に固有で, もっとも識別しやすいが, 黄色味が少なく, 暗色鱗を密布する個体もある. ♂の後翅は白色ないし黄白色, ♀では暗色である. 北海道産の標本は, 開張43mm内外. 本州産に比べて小さく, 前翅はやや強く暗色鱗片を混じ, 後翅は白色に近く, ややtridensに似る. 松村によってjezoensis (Matsumura) と命名されたのはこの型で, サハリンまで分布している. ♂交尾器では,juxta1対の裂片は, 外方へふくらみ, 前種よりも幅広の馬蹄形をなす. Valva腹縁のharpe-complexの外方の枝は前種よりもやや長く突出し, 先端は鋭くなる傾向がある.

Japan
Japan
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Japan
Japan
Japan
Male genitalia 
 Male genitalia 
 Female genitalia  
References