Species name Azumaia micardiopsis Sugi, 1982 オキナワウスイロコヤガ,Cat.4095
Taxonomy   
Geographical range
Japan (Yakushima Amamioshima, Okinawa, Ishigakijima)
屋久島,薩摩硫黄島、奄美大島, 沖縄本島、石垣島
Distribution Map
Biology

Flying season 3-11月に出現.
Remark

前翅は褐白色, わずかに淡紅色を混ずる. 基部付近には中室内に1小黒点と後縁直上部に1黒色斑を有する. 内横線は弱く, 前縁から中室上縁まで斜走し, R脈上およびCuA2脈基部上に小暗色点を表し, のち後縁まで内方に斜走する. 中室端にも2黒点を有し, 下角付近のものは大きく鮮明. この付近から外横線に向かって暗褐色を帯びる. 外横線は前縁下で大きく外方に曲がり, R5脈およびM3脈付近で外湾し, その中間では内方に凹み, この部分ではもっとも太く鮮明, 外方を白色に縁どられる. CuA1脈から後縁に向かってなめらかに内湾し, lA+2A脈に終わる. 翅頂には淡色影を表し, その内方前縁付近と, 外縁部CuA1脈付近まではやや強く暗褐色を混ずる. 外縁には翅脈間に黒褐色点列を表す. 縁毛は灰褐色, やや赤味を帯びる. 後翅は灰白色, 暗色を帯び, 外縁に向かって暗褐色を呈する. 横脈紋は暗色, 縁毛は基部灰黄色, 端部は暗褐色を帯びる. ♂交尾器 は属の記載を参照.
Holotype ♂. 沖縄本島与那,1.IV.1964 (岸田功). 筆者所蔵.
Paratypes. 奄美大島名瀬市, 1♀(岸田泰則). 沖縄本島与郡, 4♂(岸田功, 永野忠, 井上寛). 同島古座, 1♀(東平地清二). 石垣島石垣市, 1♂.
本種に対して次の所属を設定する.

Azumaia Sugi, gen. n. 模式種: Azumaia micardiopsis Sugi, sp. n. n.

下唇鬚は短く, 上向せず, 第2節は上縁および下縁を粗い鱗片で被われる. 頭頂は平滑. ♂の触角の軸は太く, 鞭状. 腹部は第1節のみに冠毛を有する. 前翅翅脈ではR3はR2から発し, R4ともつれ, 小室を形成する. 後翅のRとM1, M3とCuA1は共通の柄を有せず, 中室から発する. M2は横脈上中室下角から約1/5の点に発し, M3と結ばれ, これにほぼ平行する.

♂交尾器: uncus は長く, 繊細で, カギ状とならない. Tegumen はよく発達し, 腹縁端部は袋状の peniculus となる. Valvaは短く, 側方に張り出して膨出し, sacculus が発達してvalvaの半ば以上を被う. Valvulaおよびcucullusは縮小し, 代わって内面の1突起は長く, 腹方に強く湾曲する.  Saccusは短く, 弧をなし, 頭方に突出しない. Aedeagus は大きく, ring の長さの2倍を越え, 広汎に小刺を密生した vesica を内蔵する. 属名は東清二に献名するものである.

 Japan
Okinawa
 Japan
Satsua ioujima
Male Genitalia
 Female Genitalia
References 

Kishida Y et al., 2011, The Standard of Moths in Japan II: 287