Species name
Hypertrocon violacealis Staudinger, 1892 ウラジロアツバ,Cat.4551
Taxonomy 

Geographical
range
SE Russia, China, Korea, Japan (Hokkaido, Honshu, Shikoku, Kyushu)
北海道, 本州, 四国, 九州, 朝鮮, 中国, ウスリー.平地から低山地の比較的明るい環境を好むようで, あまり深い山地には生息しない.
Distribution map 
Biology
Flying season 年数回発生する模様で, 暖地では5-9月にみられ, 1化目はやや大型で地色は淡色, 2化目以降は小型で地色は暗くなる.
Remark

開張: 19-25mm. ♂の触角は繊毛状, 瘤状の結節は大きい. ♂の前脚は変形が著しく, 転節がきわめて長くなり腿節と同長がそれより長くなり, 脛節の鞘状の突起は太く長く, 第1附節は太く長く輸状の突起と同長, 第2節以降はきわめて短く痕跡的であるが融合することはなく, 完全な爪もそなえる. この前脚の形態は次に記す2種Z.perfractralis コウスグロアツバ,Z.umbrosalis チョウセンコウスグロアツバも同様で, また, ♂交尾器もきわめて類似し, 近縁な種群を作ると考えられる. 本属の中では小型の種で, 前翅の外横線は腎状紋の外方であまり大きく曲がらず, 後翅の地色は前翅よりはるかに淡色となるが, 裏面はそれほど白くならず和名から受ける印象とは異なる.

 Japan
Female genitalia
References  Kishida Y et al., 2011, The Standard of Moths in Japan II: 231