Species name Gynaephila maculifera Staudinger, 1892 フタキボシアツバ,Cat.4430
Taxonomy
Geographical
Range
Far East Russia, Japan (Hokkaido, Honshu)
沿海州,日本(北海道, 本州)
Distribution map
Biology 幼虫は第3腹節に腹脚を欠き蘚類で飼育されている (大和田, 未発表). 体は灰黒色, 皮膚は粗で刺毛基部は隆起し, 1次刺毛は淡色で短太な棍棒状.
Flying season 6-7月および8-9月ごろに出現, 2化の蛾はやや小さい.
Remark

触角は葉片状, 各節にはかなり長い1対の微刺毛を生ずる. 下唇鬚は長く前方に突出し, 複眼の長径の約4倍長. 上縁に鱗片を生ずる. 前翅は灰黒色, 中室内に小さい円形の黄色点を有し, 腎状紋も同色, その下端に微小な黒点を倖う. 本種は属 Gynaephila の模式種で, この属はアジア, アフリカにわたり数種の分布が知られ, 次の属 Naarda と近縁とされる. この属では, 頭頂の鱗片塊は2分し, 胸背は背中に沿って溝を生じ, 頸板の内面には特殊な鱗片を内蔵しており, おそらく生時触角を格納する機能を有するものと推定される. また, 前翅の前縁部は, 基方約1/2で裏面に折返しfoldをなし, その中に毛束を内蔵する.

Japan
Japan
Male genitalia
Female genitalia   
References