Remark |
形態的にはクワゴとほとんど変わらないが, 前翅R5とM1,後翅RsとM1は中室の上角で分岐し, 有柄な場合でも柄はごく短い. 絹糸をとるために古来中国でクワによって飼育され, 世界に広められた. 何千年間もの累代飼育によって, 幼虫も成虫も習性が変化し, 人の管理下で飼育しないと生命を維持することができないし, 成虫は飛翔カを失ってしまった. 品種は極めて多く, 幼虫, マユ, 成虫の色も多彩だが, 系統としては, 日本, 中国, ヨーロッバ, 熱帯の4系統に分類される. このうち始めの2系統は1化または2化,
次は1化,
最後は多化性である. 日本では日本系と中国系のF1が養蚕に使われている. |