学名/和名
(MJ No.)

Cleora cinctaria (Denis & Schiffermuller, 1775) キタルリモンエダシャク,Cat.2741
cinctaria superfumata Inoue, 1972 キタルリモンエダシャク[日本亜種]

分布 ヨーロッパから日本まで分布し, 日本の亜種をsuperfumata Inoueという. 北海道東部と長野県菅平で少数の個体しかとれていない.
県内の記録
食樹・幼生期 ヨーロッパでの幼虫の食草はシラカンバ, シダレヤナギ, サクラ, ヨモギ, オトギリソウなどの各属.
発生期 5-6月に出現する.

この属の♂の触角は, 各小節の先端から1対の櫛歯が出る上に, 基部からさらに細く短い枝が出る(ただしリュウキュウフトスジエダシャクとフトスジエダシャクを除く). 前翅R1R2はそれぞれ中室から発し, R2R3.4に接触することがある. ♂では基部に刻孔がある. 前翅内横線の内側に沿って黒帯が走り, 横脈上に中心の白い楕円形の黒環がある.日本産の Cleora 属については Inoue (1968) を参照.

標本画像
生態画像
幼虫画像