DMJ No. 50010901
学名/和名
(MJ No.)
Ptycholomoides aeriferanus (Herrich-Schaffer, 1851) カラマツイトヒキハマキ, Cat.0117
標本画像
生態画像
同定

開張18-23mm. ♂は前翅に costal fold を有する. 前翅の後縁中央から, 中帯内縁にそって橙黄色を呈するが, 消失する個体もいる. 11. Uncus はきわめて大きく, gnathos の先端に小さな刺を密生する. Valva は三角状を呈し, socculus は単純. Sterigma はせまく, corpus bursae は大きく, 小さなsignum がある. 別名をキスジクロハマキともいう.

分布 北海道から本州中部山地にかけて普通にみられ, 国外では中国, ロシア, ヨーロッパ, イギリスに分布する.
発生期 成虫は6月下旬-8月までとれ, 1, 幼虫越冬.
食樹・幼生期 幼虫はカラマツの重要害虫の一種で, 1957年から1958年にかけて本州中部山地で大発生がみられた. 通常は普通の種であるが, 何年かに1度大発生をするものと考えられるている.
幼虫画像