Species name
(MJ No.)

Zygaena niphona Butler, 1877 ベニモンマダラ, Cat.1364
niphona hakodatensis Inoue, 1982 [北海道亜種]
niphona niphona Butler, 1877 [本州亜種]

   
Geographical range  北朝鮮, 中国東北, シベリア南東部, 北海道, 本州の関東から中部山地
Distribution map
Biology 幼虫はクサフジに寄生する
Flying season . 7月下旬から8月上旬
Remark

この属はヨーロッパから中東にかけて種の分化が激しい. 東に至るに従って種類が減少し, 日本産はただ1. 本州の関東から中部山地にかけて草原で7月下旬から8月上旬に昼間活動するのがsubsp.niphonica Butler ,岩手県や青森県の低地でとれるものもこの亜種とほとんど区別がつかない. 北海道の函館市周辺でとれる個体群 subsp.hakodatensis Inoue, subsp.n.では, 前翅の赤紋がやや拡大され, ことに中室内の紋と横脈紋はほとんど例外なく連結している.

この亜種の幼虫はツルフジバカマで発見されている. 北海道中部でも本種が記録されているが, 筆者は実物を見ていない. 別の亜種は北朝鮮, 中国東北, シベリア南東部から記載されている. 原名亜種のタイプ産地は`Yokohama'となっているが, 多分長野県の追分あたりであろう.

Japan
Honshu
Nagano
Japan
Honshu
 Male genitalia
 Female genitalia
References