DMJ No.
学名/和名
(MJ No.)

カレハヒメマルハキバガ Pseudodoxia achlyphanes (Meyrick, 1934) Cat.1136

標本画像
生態画像
同定

開張11-14mm. ♂の触角は♀に比べて太い. 前翅は帯褐黄土色, 淡青紫色の光沢をもち, 前縁部は暗褐灰色で覆われ, 内点は明瞭, 端点は時に消失, 前縁の約3/4から内角へ達する淡黄土横線があり, これより外方は暗褐色.

Pseudodoxia属の前翅脈R4R5は共通の柄をもち, R5は翅頂部に終わり, 他脈は分離する. 後翅のM3CuA1は同一点から出る. ♂交尾器のvalvaは背縁基部から長い突起を出し(時にvalvaより長い), sacculus の先端は数本の小突起に終わることが多い. 邦産種は上記の種が知られるのみである.

分布 本州, 四国, 九州に分布.
発生期 出現期は6-8. 成虫は6月初めに羽化する. 2-3回の発生である.
食樹・幼生期 幼虫は枯葉で作った長円錐形のポータブルケースの中におり, 枯葉を食する. 筒巣は糞と時に枯葉の小片とで全体に密に覆れ, 長さは成熟幼虫ので約4.5mm. 幼虫で越冬し, 筒巣内で蛹化
幼虫画像