DMJ No. 16010406
学名/和名
(MJ No.)
Yponomeuta polystictus Butler, 1879 オオボシオオスガ, Cat.0950
標本画像
生態画像
同定

開張24-31mm. Yponomeuta tokyonellus マユミオオスガに似るが, 前翅の黒点は大型の個体が多い. 後翅の縁毛は翅頂および外縁部で外方部が白色または帯白色であるが全体としては灰色. 交尾器では, とりわけsacculusの形状により, マユミオオスガとの区別は容易である. 本種の蛹は腹部側面に7(2-8)の気門をかこむ大きな黒色円形紋をもち, マユミオオスガとは全く異なる.

分布 北海道, 本州, 四国, 九州, 中国中部に分布. 我が国では各地に普通であるが, 平地にはいない.
発生期 近畿地方では成虫の出現は6月後半頃から, 中部山岳地帯では7月後半頃に現れる .1世代で, 越冬は第1齢幼虫で行う.
食樹・幼生期 幼虫は5-7, マユミの葉間に集団して巣を張るが, 大発生の場合は, 1本の木の全体を巣で覆う. マユは幼虫の巣内に作られるが, 集合することはない.
幼虫画像