ヒメエグリバ

ヒメエグリバ Oraesia emarginata (Fabricius, 1794)

科：ヤガ科(Noctuidae) (エグリバ類)(Calpinae)

属：Oraesia Guenée, 1852

[講談社大図鑑：CAT.4275 / Plate：212:11(♂);212:12(♀)]
[保育社蛾類図鑑：2381]
[北隆館大図鑑：101:5]

【開張(mm)】 36-40

【分布】 本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄諸島沖縄本島;アジア,台湾,インド

【本州四国九州における記録確認済都府県名】 石川,愛知,福井,富山,神奈川,千葉,岐阜,佐賀

【成虫出現月】 6-10

【幼虫食餌植物】 ツヅラフジ科：アオツヅラフジ(※KD)

【終齢幼虫体長(mm)】 30-40

【成虫食餌植物】 ブドウ、モモ、カンキツ、ナシなどの果実を吸汁

【掲示板から一言】 【幼虫写真1】は10月。幼虫越冬もする。【成虫写真3】は2004年5月17日、南紀・日置川町にて。【成虫写真4】は2004年6月7日、南紀・日置川町にて。【成虫写真6】は2004年7月30日、明石市明石公園。【成虫写真7】は神奈川県大和市。【成虫♂写真1】は2004年10月5日、南紀中辺路町。【成虫♀写真1】は2004年10月5日、南紀中辺路町。【幼虫写真3】は2004年10月11日、奈良県。【幼虫写真4】は2004年11月13日、明石市（大久保町）　アオツズラフジにてで、終齢幼虫で、【繭写真1】と同一個体、この繭は2005年1月16日、明石市での室内飼育個体で、新聞広告の細切れを入れたところ、それで繭を作った。
繭の外側に樹皮クズや葉っぱを張りつけ周囲と同じ模様にカモフラージュした繭の作り方
１.幹や葉っぱの上に底になる部分を糸に体液を染み込ませた膜で作ります。
２.両サイドに壁を同じように作ります。このとき体を乗り出して周囲の樹皮や葉っぱを喰いちぎり壁の外側に綺麗に並べて貼り付けます。
３.壁がある程度高くなると上端同士を引き付けて合わせ天井を閉じていきます。
４.隙間無く合わせることができると内側から接合して出来上がりです。
このように繭から外に出てしまわないで作り上げます。
【成虫♀写真2】は2003年9月5日、兵庫県津名郡津名町（淡路島）。【蛹写真1】は2005年1月9日、明石市室内飼育個体。【成虫♂写真2】は2005年2月20日、室内飼育個体が羽化、明石市。【成虫♀写真3】は2005年3月20日、明石市、室内羽化。【成虫写真8】は2005年10月1日、岐阜県揖斐郡谷汲村。【成虫♂写真3】は2005年10月2日、三重県河芸町。【成虫写真9】は2005年10月21日、愛媛県松山市。【幼虫写真5】と【幼虫写真6】は同一個体で、2006年5月1日、神奈川県鶴見公園。【幼虫写真7】は10月16日、横浜市泉区。

Oraesia属一覧

【成虫♀写真1】