マツカレハ Dendrolimus spectabilis (Butler, 1877)

科:カレハガ科(Lasiocampidae) カレハガ亜科(Lasiocampinae)

属:Dendrolimus Germar, 1812

[講談社大図鑑:CAT.2975 / Plate:114:1,3,5,6,8,10,11(♂);114:2,4,7,9,12(♀)]
[保育社蛾類図鑑:1636+1637+1638]
[北隆館大図鑑:118:4]

【開張(mm)】 ♂45-60 ♀70-90

【分布】 北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄諸島沖縄本島,沖縄諸島久米島,沖縄諸島慶留間島,沖縄諸島阿嘉島,沖縄諸島伊江島;シベリア,樺太,朝鮮

【本州四国九州における記録確認済都府県名】 佐渡島,石川,愛知,三重,福井,富山,神奈川,千葉,岐阜,佐賀

【成虫出現月】 6-7,9-10

【幼虫食餌植物】 マツ科:カラマツ、アカマツ、クロマツ(※KS)

【終齢幼虫体長(mm)】 70

【掲示板から一言】 (幼虫は多数の短刺毛を有し、接触摩擦により痛痒はげしくなり、発赤と小丘疹の集簇を生ずる。治癒に5-10日。1971年環境衛生18-10より)。幼虫はツガカレハに似るが、本種の頭は茶褐色。成虫も似ている。成虫の見分け方は、外横線(一番外側の線)が途中で強く突起状に張りだしていなければ本種。また、本種の方が茶色っぽいが、南西諸島など南のツガカレハは茶色が強くなるので注意が必要。【幼虫写真1】は2004年4月6日、鹿児島県にて。【成虫写真2】は2004年4月25日、南紀・日置川町にて。【成虫♂写真2】と【成虫♂写真3】は同一個体で、2004年4月24日、南紀・日置川町にて。【成虫♂写真4】は2004年5月7日、南紀にて。【幼虫写真2】は2004年4月8日、兵庫県加古川市(県農校内)ヒマラヤシーダにて、約35mm。【幼虫写真3】は2004年4月18日、兵庫県加古川市、ヒマラヤシーダにて。【幼虫写真4】は2004年5月15日、加古川市(県農校内)ヒマラヤシーダにてで、熟齢幼虫。【成虫♂写真5】は大阪府にて。【繭写真1】は2004年6月15日、明石市林神社、ヒマラヤシーダにて。【繭写真2】、【成虫♀写真1】、【成虫♀写真2】、【成虫♀写真3】は同一個体で、1は羽化直後、羽化は2004年6月30日、繭は2004年6月14日、明石市八幡神社にて。【卵写真1】は無精卵。【成虫写真3】は2004年8月8日、石垣島。【成虫♀写真4】は2004年8月12日、富山市布目。【繭写真3】は2005年1月21日、南紀・田辺市。【幼虫写真5】は2005年4月23日、明石市(明石公園)で、飼育後羽化したものが、【成虫♀写真5】で、2005年5月9日、明石市、室内羽化、【蛹写真1】(2005年5月1日)、明石市(室内飼育)も同一個体。【卵写真1】は【成虫♀写真5】が2005年5月14日に産んだもので無精卵、明石市 室内。【成虫写真4】、【成虫写真5】、【成虫写真6】は同一個体で、2005年8月3日、富山市(古洞ダム周辺)。【成虫写真7】は2005年9月9日、宮崎県国富町。【成虫♂写真6】は2005年9月24日、和歌山県田辺市中辺路町。【幼虫写真6】と【幼虫写真7】は同一個体で、2006年3月19日、西表島白浜。【幼虫写真8】は2006年6月3日、長野県池田町鵜山。【成虫♀写真6】は2007年8月17日、北海層函館市。

Dendrolimus属一覧

【成虫♀写真1】
成虫♀写真1

【成虫♀写真2】
成虫♀写真2

【成虫♀写真3】
成虫♀写真3

【成虫♀写真4】
成虫♀写真4

【成虫♀写真5】
成虫♀写真5

【成虫♀写真6】
成虫♀写真6

【成虫♂写真1】
成虫♂写真1

【成虫♂写真2】
成虫♂写真2

【成虫♂写真3】
成虫♂写真3

【成虫♂写真4】
成虫♂写真4

【成虫♂写真5】
成虫♂写真5

【成虫♂写真6】
成虫♂写真6

【成虫♂写真7】
成虫♂写真7

【成虫写真1】
成虫写真1

【成虫写真2】
成虫写真2

【成虫写真3】
成虫写真3

【成虫写真4】
成虫写真4

【成虫写真5】
成虫写真5

【成虫写真6】
成虫写真6

【成虫写真7】
成虫写真7

【蛹写真1】
蛹写真1

【繭写真1】
繭写真1

【繭写真2】
繭写真2

【繭写真3】
繭写真3

【幼虫写真1】
幼虫写真1

【幼虫写真2】
幼虫写真2

【幼虫写真3】
幼虫写真3

【幼虫写真4】
幼虫写真4

【幼虫写真5】
幼虫写真5

【幼虫写真6】
幼虫写真6

【幼虫写真7】
幼虫写真7

【幼虫写真8】
幼虫写真8

【卵写真1】
卵写真1

【卵写真2】
卵写真2

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