フタイロツツミノガ Coleophora eteropennella Baldizzone & Oku, 1988
科:ツツミノガ科(Coleophoridae)
属:Coleophora Hübner, 1822
【開張(mm)】 11-13
【分布】 北海道,本州;
【本州四国九州における記録確認済都府県名】 岩手
【成虫出現月】 6M-7M
【幼虫食餌植物】 ニレ科:ハルニレ(※IK)、カバノキ科:シラカンバ(※Oku, 1988)
【掲示板から一言】 触角は白色で暗色輪紋が明瞭。前翅地色は淡灰黄土色〜暗灰褐色まで変異がある。完成した筒巣は短い円筒状であるが、寄生植物により形状が異なる。
(1)ハルニレ(【幼虫写真1】、【幼虫写真2】):長さ4〜6mmで暗赤褐色、肛門側に3個の突起を持つ。背側には灰色の紋様を表わす。これらの特徴によりハルニレにつく他種との鑑別は容易。
(2)シラカンバ:長さ約6mmで一様に赤褐色。筒巣の背側には利用した葉縁の鋸葉状の構造が認められ、シラカバツツミノガとの鑑別は困難。【成虫♀写真1】は旭川市内飼育品。【幼虫写真1】と【幼虫写真2】は筒巣で6月中旬、旭川市内。
【成虫♀写真1】
【幼虫写真1】
【幼虫写真2】